夫が依頼した興信所からは、上記のような彼との写真が送られてきました。写真だけ見ると、当然妻に非があるのですが、実は夫にはアスペルガー症候群の傾向があり、結婚前に何回か性行為をしただけで、結婚後はプラモデルや鉄道に夢中になっていた・・・そうです。
ひとことで浮気や不倫といっても、その原因は星の数ほど違ってきます。
せっかく結ばれた夫婦が、なぜ離婚するのかというと、一般的には「性格の不一致」が圧倒的に多いです。
では、性格の不一致とは何でしょうか。自分にとっての「当然」が相手にとっては「苦痛」に変換されるので、夫婦間に摩擦を生んで衝突が起こり、最終的には接点を失うことと言い換えても良いでしょう。ミュゼではこの現象を<コミュニケーションの不一致>と考えています。
すでに破たんしている夫婦でも、子供がいる場合は対応が難しいものです。
たとえば、普通の生活をしている家庭で、夫から妻に「性格の不一致で離婚したい」と伝えたらどうなるでしょうか。
「子供がいるのに、もう少し我慢できないの」 と拒否されるパターンが多いようです。実際、子供だけでなく、これまで夫婦で築いてきたものをすべて失いかねない離婚届に妻のサインをもらうのは至難の業です。
ところが、妻が不倫していたとすると話は変わってきます。上記の女性は夫の出張中に不倫をしていたそうです。そうなると、不倫した方は、原則として有責配偶者になり、自分から「離婚」を言い出すことができません。では、どうやって問題を解決するのか。
「夫婦問題の解決」は、決して夫婦がもう一度仲良くするということではありません。お互いに自分のこと、配偶者のことが分かるにつれ、離婚という決断をする方もおられるわけです。
それは、ご自身の中に出てきた「解答」ですから、良いも悪いもありません。一番問題があるケースが、よく考えないまま離婚することでしょうか。他のカウンセリングルームでは不倫問題に焦点を当てすぎ、根本(本人やパートナーのACや発達障害による影響)を見ることは少なく、単に「よりよい結論にたどり着けるようにサポートします」という場合が多いです。
ミュゼ山手心理相談室では、浮気や不倫という問題の表面をジャッジ・断罪していくのではなく、その本質を見極めて改善のお手伝いをしていきたいと考えています。お二人にとって最善の道を探しましょう。
当相談室には、夫が発達障害というご相談も多数持ち込まれています。パートナーが発達障害(特にアスペルガー症候群)の方だったとすれば、その心労は想像を絶するものがあります。他の人には理解してもらえない辛さを、ミュゼで吐き出してください。
決してあなたが悪いわけではありません。一緒により良い未来を目指しましょう。
配偶者の浮気癖というのはとても多い相談でもありますが、ご自身のことも加味して考えることが大切だとミュゼでは考えています。
浮気や不倫は、人間の基礎的(本能的)欲求の一つでもありますが、タイプによっては「愛しているという感情」がまったくないのに性行為だけはできる方も存在します。そのような場合、性的関係を意識する前に不倫や浮気をしてしまうというケースも。浮気や不倫という状態になっているという意味や原因を考えていくことが重要だと考えています。
浮気や不倫で悩んでいるという方(特に他のカウンセリングルームの対応に不満を感じた方)は、ぜひミュゼ山手心理相談室にお越し下さい。