依存症とはWHOが提唱した概念で、
★精神に影響する化学物質の摂取
★ある種の快感や高揚感を伴う特定の行為
などを抑えることが難しい状態を指します。
依存症についても、特に本項記載の症状をカウンセリングのみで改善するのは困難ですから、以下症
状などウィキペディアより抜粋して掲載しておきます。ギャンブル依存については、クライエントの
改善意欲が高ければカウンセリング対応は可能ですが、意欲が低いために依存するわけですから、専
門施設(禁酒外来など)をお訪ねになり、服薬などと併用される方が良いと思います。
★異常な執着
大量・長時間・長期間にわたって依存対象に異常に執着するため、重要な社会的・職業的・娯楽的活動
を放棄・減少させる。また、精神的・肉体的・社会的問題が起こっても、対象に執着し続ける。動物実
験でも、脳に電極を埋め込まれた出産後のラットは、子供を放置してまで報酬系への電気刺激を求める
ことが知られています。
★否認
依存症患者は、病的な心理的防衛機能である「否認」を多用するため、しばしば依存症は『否認の病』
とも言われています(否認言動は診断に必須ではない)。また、家族や恋人などが依存症患者に共依存
している場合、共依存している者も同時に否認する傾向があります。否認は、その対象によって以下の
ように分けられる場合があります。
否認は病的防衛機制として、理由をを得るために(つまり、依存を続ける言い訳として)なされます。たとえ
ば、
「世の中、面白くないことばかりだ」 (だから依存するのは世の中が悪いんだ)
「私はかわいそうな人なの」 (だから依存し続けても仕方ない)
「人間は誰だって死ぬんだ」 (だから依存し続けても変わりない)
「使っていれば落ち着くんだ」 (だから自分や周囲に依存し続けるメリットがある)
「法律に違反しているわけではない」 (だからお酒には依存し続けてもよい)
嗜癖性を持つ物質への依存では、禁断症状の発現を抑えることが原因となり、否認行動を強化します。このため、
多くの嗜癖性物質は法的に厳しく規制されているのです(麻薬・覚せい剤・大麻など)。
★衝動性
依存症の特徴として、衝動性や刺激追求が高いことが知られています。衝動性とは、「将来よくない結果をもた
らす可能性があるにも拘らず、目前の欲求を満たすために手っ取り早い行動を行ってしまう特性」のことです。
喫煙に対する依存では禁煙場所での喫煙を注意された者・携帯電話に対する依存では電車内での通話を注意され
た者など、依存行為を阻止された事により発生する衝動的な暴力事件も多くなってきています。
ミュゼにお越しの方の傾向としては、アダルトチルドレンや発達障害の方が多くなっています。