症状として発生しやすいのは偏頭痛・体重の増加または減少、自己評価の低下、パニック障害、抑うつ、無気力
などが挙げられます。この状態を「カサンドラ症候群」と呼ぶ方もあります。正式な病気の名前ではなく、アス
ペルガー症候群のパートナー等と感情的な会話ができないためにうまく家族としてやっていけない(相互関係が
築けない)ために相手方に生じる身体的あるいは精神的症状を表すものとされています。適応障害やアダルトチ
ルドレンと同様「環境に適応できない状態」という使い方ですね。
人間は、一般的にお金儲けや教育・自宅新築などの物理的環境のほかに感情的な行動を必要としていて、その感
情活動の結果、幸せという感覚が広がっていきます。しかし、アスペルガー等の方にとっては感情的なものはむ
しろ人生に不要とさえ考える方が多く、パートナーが日常生活で幸福を見つけることが難しくなります。この結
果不倫や浮気が発生するケースもあり、対応は難しいところです。
ミュゼ山手心理相談室にはカサンドラ症候群の方が多くお見えです。親戚さえわかってくれないとお悩みの方は
、ぜひ一度お越しください。